特集3 食品輸出の旅 戦略・手続きガイド
「誰にも言ったことはないけれど、実は海外で売ってみたいなとひそかに夢みている商品があるんです」
自慢の商品だからこそ、世界中の人に食べてもらいたいですよね。そんなあなたにおすすめなのが、こちらの特集。特集3は、食品輸出という冒険に出かけてみたい旅人のための便利なガイドブックです。
冒険の地図の書き方を学ぶ「輸出戦略」と、旅に必要な手続きを知る「輸出実務」という二つのパートで、皆さんの「知りたい」に応えます。
「地球の歩き方」ならではのかわいいイラストたっぷりの紙面ですいすい読めますが、中身は結構な本格派。ビジュアルつられて読み進めるうちに、いつのまにか食品輸出のイロハが身につきますよ。
はじめに
ところで、実は海外輸出の中で最も難度が高いのが食品輸出だってご存知でした?
「え、そうなの? 聞いていないよ~」
身近に感じるのに、意外ですよね。でも、本書を読んで大きな流れを頭に入れていれば何も恐れることはありません。輸出戦略・輸出実務の二つの観点で整理したフローの全体像を図でお示しします。
「絶対に成功する!」という熱いハートと、環境分析に基づいてしっかり計画を立てる冷静な頭が成功の鍵だそうですよ。熱いハートはお任せするので、計画の方は是非本書でサポートさせてください。

輸出戦略編:あなた専用の特別な地図を描こう
輸出したいものがあるけれど、何をしたらいいかさっぱり分からない。
そんな皆さんに、真っ先に読んでいただきたいのが「輸出戦略」のパートです。
「戦略」ってなんだかちょっと難しそう、そんな風に思っていませんか? 戦略とは、夢をかなえるための道筋。夢を抱く本人にしか書けない、あなた専用の特別な地図です。このパートではその地図を書くために必要なノウハウを、分かりやすくステップ・バイ・ステップでお示しします。
輸出戦略編では、マーケテイング、ブランディング、プロモーション、という3つの観点から、海外展開に必要な戦略策定の勘所をご説明します。
輸出戦略マーケティング:誰に何をどのように届けるか
マーケティングについて考える際に最初にやっておかなければならないこと、それは日本のビジネスと海外のビジネスの違いについて理解することです。
本編では、合意を重視する日本と、結果を重視する海外でのビジネスの発想の違いを紹介しています。食品輸出に限らず、海外展開を志す経営者なら全員頭に入れておきたいですね。
そして、マーケティングといえば市場調査です。まさかとは思いますが、日本市場での実績だけを基に海外展開してやろうなんて思っていらっしゃいませんよね(「ドキッ!」)。商品を売り込むにあたって市場調査が重要なのは、日本も海外も同じです。
本編では海外市場調査の3つのポイントと2つの調査方法について紹介します。
市場調査が終わったら、いよいよ輸出先の選択と商品の見直し。あなたの大切な商品だからこそ、現地の人にも愛してもらえるように工夫したいですね。
本編では、輸出先を選び、輸出先に合わせて商品を見直す際の4つのポイントを紹介しています。ベトナム向けに商品をローカライズして成功した「丸亀製麺」さんのお話も参考になりますよ。

輸出戦略ブランディング:お客様に提供する価値を考える
成熟した市場ではただ品質がよいだけでは選ばれません。食品業界において消費者に共感してもらえるようなブランディングが重要なのはもう常識ですよね。
海外展開でもそれは同じです。海外市場でこそ活かせる「日本らしさ」という強みも加わりますから、ブランディングの腕の見せ所ですね。
最初のパートでは、ブランディングの全体像として、選ばれる商品とするためのブランディングのステップや、ターゲットのペルソナ設定の3つのポイントについて紹介しています。
「ペルソナって……腰が痛いやつ?」
ヘルニアじゃなくってペルソナですね。詳しくは本編をどうぞ!
ペルソナが設定できたら、次はブランドストーリーの構築です。本編では消費者に共感してもらうために必要な3つの構成要素と、ストーリー作りの成功のポイントを伝授します。
そして、もう一つの重要アイテムは「体験価値づくり」。
お客様に提供できる「価値」には色々あります。「栄養が取れる」という機能的な価値。「おいしくてハッピーになれる」という情緒的な価値。どちらも大切ですが、リピーターになってもらうと思ったら、消費者が自分自身の行動を通じて感じる「体験価値」を提供することが大切になります。本編の有識者のアドバイスも参考にしながら、体験価値を設計してみましょう。
そして忘れちゃいけない価格戦略。値付けって難しいですよね。科学的な発想と、センスの両方が必要な総合格闘技です。
本編では「科学的な発想」の観点でおさえておきたい3つのポイントと、価格設定には欠かせないコストの観点について、輸出にかかるコストの内訳を紹介しています。

輸出戦略プロモーション:いざ、ターゲットにアプローチ!
ブランディングが練りあがってきたら、いよいよお客様へのアプローチ方法を考えましょう。
オンライン・オフラインでのプロモーション手段や、プロモーション活動前に準備しておきたいツール4選などをご紹介しています。
とはいえ、正解が分からないのがプロモーションの世界。計画(Plan)し、やってみて(Do)、結果を確認して(Check)、改善策を打つ(Act)というPDCAサイクルを人よりも多く回すことで、あなたにとっての正解を見つけていきましょう。
あなたの商品を海外の人に広く知ってもらうために欠かせないプロモーション方法といえば、そう、多言語対応サイトとSNSですね。
一度作れば、外国語の苦手な私たちの代わりに、年中無休で世界中の人にアピールしてくれる多言語対応サイト。いの一番に作っておきたいですね。本編では多言語サイト制作時の注意点や、有識者のアドバイスを紹介しています。
そしてやっぱりこれからの時代はSNSの拡散力を利用しない手はありません。本編ではSNSを活用して海外輸出を成功させた事例も紹介しています。

輸出戦略プロモーション:一度はやってみたい「展示会」と「越境EC」
海外輸出のためのアクションとして、誰もが頭に思い浮かべるのが展示会ではないでしょうか?
「そういえば、海外輸出に成功した先輩も、展示会がきっかけって言っていたな。いっちょやるか!」
ちょっとお待ちを。日本と同じ調子で準備していると折角のチャンスを逃してしまうかもしれません。日本の展示会と海外の展示会の違いや、必要な心構えを本書でチェックしませんか。
展示会への参加はとにかくお金も時間もかかるもの。参加するからには最大の効果を狙いたいですね。本編に示したフローを参考に、事前準備、当日対応、事後対応を進めましょう。
皆さんの憧れ越境ECについても、もちろん取り上げています。
「やってみたいけど、なにをすればいいのかイメージすらわかないなぁ」
本編ではそんなあなたのために、越境ECの準備から運営までのフローとチェックリストを示しています。これを読めば、越境ECへの道がぐっとリアルに感じられるはず。各国・地域でよく利用されているECモールのランキングも紹介していますので、乞うご期待!

輸出戦略プロモーション:ベトナムでココイチ⁉
「デジタルツールもいいけれど、やっぱり営業って足で稼ぐものだと思うんだよね」
わかります! そして実際に現地に飛び込んでの営業活動で販路を勝ち取った先人もいらっしゃいます。
本書ではそんな中から、現地の営業活動で成功した「bijin tomato」の事例を紹介します。地道な営業活動で道を切り拓いたストーリーに、勇気をもらえるはず。
ところで、あのCoCo壱番屋がベトナムでも食べられているってご存知でした?
戦略パートの総まとめとしてCoCo壱番屋がどうやってベトナム展開を成功させたのか、その戦略を解説しています。マーケティング、ブランディング、プロモーションのすべての観点でヒントがてんこ盛りです。いつかはうちの商品も、と夢を膨らませましょう。

輸出実務編:夢のままで終わらせないために知っておきたいお作法など
夢を具体的に描くことができたら、あとは実践するだけ。
「でも、輸出って手続きが大変なんでしょう?」
フォワーダー、インコタームズといった呪文めいたキーワードから、規制や関税の専門知識まで、海外輸出ってとにかくハードルが高すぎ! でもご安心ください。本編では実務は専門業者に任せることを前提に、事業者が知っておかなければいけない情報を厳選してわかりやすくまとめました。これに目を通しておけば、業者さんとの交渉のときに、「『おいしい日本の届け方』でやったところだ!」となること請けあいです。
輸出実務:輸送手段を決める
島国日本にとって、海外輸出の手段は「航空輸送」か「海上輸送」の二択。
「航空輸送は早いけどお高くて、「海上輸送」は割安だけれど遅いんでしょう?」
ざっくりそんな感じです。でも、たとえばサンフランシスコまで船で何日かかるかご存知ですか?
そして食品輸出ならではの問題が、輸送中の温度です。常温なのか、冷蔵なのか、冷凍なのか。はたまた1℃刻みで温度を指定できるリーファーコンテナなのか。
本編では輸送手段について知っておきたい情報をまとめておきました。また、輸送方法を工夫した事例も2つ紹介しています。おいしさを保ったまま海外に届けるために様々な条件をどう組み合わせたのか、参考になりますよ。

輸出実務:食品輸出のハードルをクリアせよ! 規制・検疫と関税
食品輸出を夢見ても、実際に行動に移す前に諦めてしまう理由っていくつかあると思うんですが、その一つが「規制がよくわからない」ではないでしょうか?
どこに何を輸出するのかによって関係する規制や検疫は変わってきます。なので、ウチの商品の場合はどうかな、とご自身で情報を集める必要があります。
本編ではどんな着眼点でどんな情報を集める必要があるのか、具体的な例を示して分かりやすく解説しています。また情報収集に使える便利なサイトもご紹介。更に、販路拡大に役立つ認証制度や、証明書についても解説しています。規制を味方につけてしまいましょう!
食品輸出をためらうもう一つの理由が、「関税がややこしそう」ですよね。
そんなあなたはまず本書でEPAから勉強しませんか。EPAは特定の国や地域の間で関税を削減したり撤廃したりする取り決めです。本編に示された地図を見れば、思ったより多くの国や地域との間で協定が結ばれていることが分かります。
そうとなれば、輸出先でどんなEPAが利用できるか、と話がいっきに具体的になってきますね。
本編ではEPAを利用するための5つのステップに加え、EPAとは切っても切れない「原産地証明書」についても解説しています。

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