【特集1】農林水産物・食品輸出のモデルケース

「うちの商品も、海外で売れる可能性はあるのだろうか?」

そんな疑問を抱いたことがある方に、ぜひ読んでいただきたいのが特集1「農林水産物・食品輸出のモデルケース」です。

ここでは、お茶・ホタテ・牛肉という異なるジャンルで海外展開を成功させた3つの事業者を取り上げ、その歩みや工夫、ぶつかった壁、そしてそれをどう乗り越えたのかを詳しくご紹介しています。

「特別な会社だからできたんでしょう?」
いえいえ、そんなことはありません。

最初はどの企業も手探り状態。
ノウハウゼロからの挑戦、規制対応の壁、現地での地道な営業活動――。

だからこそ、リアルで、だからこそ参考になる。
成功事例を知ることは、自社の輸出戦略を描くための“地図”を手に入れることなのです。


モデルケース1

加工品(お茶)|株式会社 大石茶園

品目: お茶
主な輸出先: 台湾・ドイツ
輸出金額(2024年): 5億4,000万円

世界38か所へ拡大。その出発点は「想い」だった

海外留学を通じて日本文化の魅力を再認識し、「日本茶を世界に広めたい」という想いから輸出をスタート。

しかし当初は、輸出に関する知識も経験もゼロ。
農林水産省や福岡県、JETROの支援を受けながら市場調査を実施し、台湾・香港・シンガポールを最初のターゲットに設定しました。

最大の壁は――農薬基準

国ごとに異なる残留農薬基準への対応は想像以上にハードルが高く、生産体制そのものの見直しという大きな決断を迫られます。
基準クリアのための生産転換、そして社内体制の“海外仕様”へのシフト。

そのプロセスは、これから輸出に挑む事業者にとって大きなヒントになるはずです。

さらに、SNSを活用したブランディングや付加価値戦略によって販路を拡大。
現在では輸出先は世界38か所にまで広がっています。


モデルケース2

水産物(ホタテ)|株式会社 山神

品目: ホタテ
主な輸出先: アメリカ・フランス・台湾・オランダ
輸出金額(2021年): 7,507万円

ニューヨークの試食販売から始まった挑戦

ニューヨークでの試食販売が高評価を得たことをきっかけに、輸出を本格化。

最初の市場はアメリカ。
言葉の壁、煩雑な手続き、文化の違い――戸惑いながらも、JETRO青森、JFOODO、GFPなどと連携し、着実に販路を開拓していきます。

アメリカでの実績を足がかりに、次なる挑戦はヨーロッパ市場。

展示会への積極出展、現地レストランへの直接営業。
地道な営業活動の中で得た「ある気づき」が、購買意欲を大きく左右する施策へとつながりました。

現在は台湾、ベトナム、オーストラリアなど10か所へ展開。
円安という追い風をチャンスに変え、全社一丸でさらなる拡大を目指しています。


モデルケース3

畜産物(牛肉)|飛騨ミート農業協同組合連合会

品目: 牛肉
主な輸出先: 香港・台湾・アメリカ・EU・オーストラリア
輸出金額(2021年): 7億7,000万円

「飛騨牛」を世界へ。8年で5億円突破

訪日観光客から高い評価を受けた飛騨牛。
「この味を世界へ届けたい」という想いから輸出に挑戦。

2010年、アメリカと香港への輸出を開始。
輸出施設の認定取得、FSSC22000やISO22000といった国際規格の認証取得にも積極的に取り組みました。

輸出を進める中で直面したのは、

  • 少量包装ニーズ
  • 動物福祉への対応
  • 価格競争の激化

といった課題。

しかし、産地一体となった迅速な対応により信頼を構築。
展示会、メニューフェア、試食イベントなど、多角的なプロモーションも展開しています。

ブランド牛としての認知向上と差別化戦略。
その歩みは、高付加価値商品の海外展開を考える事業者にとって必読です。


成功事例を読むことは、未来を描くこと

「自分たちにもできるだろうか?」
その答えは、事例の中にあります。

どの企業も最初はゼロからの挑戦。
市場調査、規制対応、展示会、SNS活用、ブランディング――。

特集1では、こうした具体的な取り組みのプロセスを詳しく解説しています。

他社の挑戦を知ることは、自社の戦略を描く第一歩。
あなたの商品が世界へ羽ばたくきっかけになるかもしれません。

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※記載内容は執筆者の見解によるものです。農林水産省の公式見解や方針を示すものではありません。​