老舗蔵元の挑戦──アメリカ市場に向けた、白醤油「しろたまり」パッケージデザインを制作できるデザイナーを募集!

#リモートワーク #副業兼業

伝統を、次代へ。100年の蔵元が挑む「しろたまり」海外展開プロジェクト

愛知県碧南市に蔵を構える日東醸造は、100年近い歴史を持つ老舗の白醤油メーカー。
無添加・国産原料にこだわった白醤油「しろたまり」は、素材の持ち味を活かす調味料として、国内外の食のプロから高く評価されています。

このたび日東醸造では、アメリカ市場への展開強化に向け、新たなスプレーボトル仕様での販売を計画しており、
その第一歩として、英語対応のパッケージデザインを共に手がけてくださるデザイナーを募集します。

プロジェクトの背景

アメリカでは、和食や発酵食品への関心が高まっており、「しろたまり」に対しても一定の需要が見込まれています。
今回の販売形態は、現地ニーズを踏まえたスプレーボトル仕様
かけすぎを防ぎながら、程よいうまみと甘み、香りを料理に添えることができ、ピザやパスタ、サラダ、野菜、さらにはアイスクリームまで、幅広い料理に手軽に使えます。
また、温かい料理にスプレーすることで、小麦由来のやさしい甘い香りが立ち昇るのも特徴です。

これにあわせ、新容器用の英語ラベルを開発し、現地の展示会(2025年1月上旬)に間に合わせることが、本プロジェクトのミッションです。

SNSでの情報発信も視野に入れており、可能であればプロモーション領域にも知見のある方との連携も検討しています。

透明なうま味を、透明なまま世界へ。

色を濃くせず、うま味を出す。」 逆説の挑戦が生んだ、しろたまり。

「しろたまり」は、色をつけたくない料理のために求められてきた白醤油の流れを汲みながら、さらに理想を追求して生まれた調味料です。
卵の黄色を美しく映えさせたい――そんな料理人の声からはじまった白醤油の文化。そのなかでも、“色を濃くしないまま、いかにうま味を引き出すか”という命題に、日東醸造は独自のアプローチで挑みました。

「究極の白醤油をつくりたい」―― その思いから、国産小麦をふんだんに使い、大豆はあえてゼロ。“しょうゆ”とは名乗れなくても、あえて「小麦醸造調味料」として、琥珀色に透き通る味わいを目指したのが「しろたまり」です。

「アメリカやヨーロッパの食卓にも、しろたまりは合うと思います。ただ、色が薄くて見た目が地味だからこそ、視覚から伝える工夫が必要なんです。透明なうま味を、透明なまま、世界に伝えたいんです。」

── 日東醸造・蜷川洋一社長(参考:読売新聞・名城大学日本酒研究会インタビューより)

プロジェクトの目的

根底にあるのは、「日本の伝統をどう海外に届けるか?」という挑戦です。
白たまりというユニークな調味料を、より親しみやすく魅力的に感じてもらうために、見た目からのアプローチが欠かせません。特に今回のスプレーボトル展開は、アメリカ市場向けに“新たな使い方”や“ライフスタイル提案”を実現する第一歩。
目指すのは、ただの翻訳ではない、“文脈を伝える”デザインです。

  • 長期的な海外展開を見据え、洗練されたクラフト感と現地でも親しみやすい表現の両立を目指します
  • 「しろたまり」のアメリカ市場向けスプレーボトルパッケージ(英語ラベル)を制作
  • 展示会や商談でのプレゼンテーションツールとして活用できる、ブランド価値を高めるパッケージを開発

推しポイント

老舗蔵元による海外展開は今の時代だからこそ意義のあるプロジェクトです。
長年大切にしてきた製法や価値観を壊すことなく、現地に「伝える」こと。今回のプロジェクトでは、その第一印象をつくる“デザイン”の力に大きな期待が寄せられています。
副業やプロボノ的な関わり方でも、確かな成果と充実感が得られる内容です。

伝統 × 新規性

創業100年を迎える老舗の蔵元が、はじめて「海外市場」に向けてスプレーボトルという新たなかたちで挑戦します。
これまで受け継いできた“つくり手の精神”を活かしながら、現地の食卓やライフスタイルにどう溶け込ませていくか。その第一歩を共に形づくる、前例のないプロジェクトです。

副業・プロボノとしても参加可能

スポット業務としての関わり方はもちろん、柔軟な働き方を尊重しています。
本業のスキマ時間に関わる副業スタイルや、社会的意義に共感したプロボノ的(ボランティア)な参加も歓迎です。リモートを基本としつつ、必要に応じたやりとりで進行可能なため、場所や働き方にとらわれずに参加していただけます。

伝統製法の本格調味料としての価値を伝える

しろたまりは、無添加・国産素材・そして手間ひまかけた伝統製法によって生まれた、いわば“醤油の原点”ともいえる調味料です。
本プロジェクトでは、その深い価値や背景を、言葉に頼らずデザインそのもので語ることが求められます。
「手に取った瞬間に、何か違うと感じる」──そんな視覚的インパクトと奥行きのある世界観づくりが重要になります。

プロジェクトの内容

本プロジェクトでは、「しろたまり」をアメリカ市場に届けるための英語ラベル付きスプレーボトルパッケージを新たに開発します。
今回のスプレー仕様は、現地の飲食関係者や小売バイヤーだけでなく、一般家庭でも手軽に使ってもらえるように設計された新しい挑戦でもあります。
料理にかけすぎることなく、程よい“うま味・甘み・香り”を加えられることから、パスタやピザ、サラダ、アイスクリームまで、幅広い料理への応用が期待されています。

求められるのは、単なるラベルデザインではなく、商品の背景にある素材・製法・文化的価値を視覚的に翻訳する力です。
「無添加・国産・伝統製法」という特徴を、現地の食卓や店舗に自然と馴染むような佇まいで伝えることが求められます。

また、ご希望があれば、SNSでの発信や販促素材の設計など、プロモーション面にも関与いただけます。
しろたまりの魅力を“伝える”チームの一員として、クリエイティブと戦略の両面からプロジェクトに関わっていただける機会です。

プロジェクトスケジュール

STEP
2025年8月 人材募集開始

「プロジェクトに応募する」ボタンから必要情報を入力して応募してください。

STEP
2025年10月 応募締め切り・選考

応募いただいた方の中から、選考フローに沿って選考いたします。
※応募状況によって早めに締め切ることがあります。

STEP
2025年10月~ 業務開始

・オンラインで定期会議を開催しながらプロジェクトを進めていきます。

対象となる人

本プロジェクトでは、以下いずれかの領域でご協力いただける方を募集します。

  • パッケージデザイナー(最優先)

スプレーボトル仕様の「しろたまり」にふさわしいパッケージを、一緒に形にしてくださる方を求めています。
単に見た目を整えるのではなく、「この商品は、なにかが違う」と感じさせるような佇まいをデザインに込めていただける方を歓迎します。

  • マーケター

アメリカ市場に向けた「しろたまり」の販促戦略の立案から、SNS発信・プロモーション設計などの実行フェーズまでを担っていただける方を歓迎します。
食文化・ライフスタイル・ブランド文脈といった複合的な視点で、「伝える力」を届けられる方を募集しています。デザイナーとの連携や、現地市場への感度を活かした提案も大歓迎です。

募集要項

仕事内容

今回のプロジェクトでは、アメリカ市場向け「しろたまり」のスプレーボトル商品にふさわしいパッケージデザインの制作をお任せします。
伝統と革新のバランスをとりながら、視覚的にも商品価値を最大限に引き出していただける方を歓迎します。

  • スプレーボトル仕様の「しろたまり」に対応したパッケージ(英語表記)デザインの企画・制作
  • 無添加・伝統製法など、商品の特性を表現したビジュアル設計
  • デザイン初案の提出〜フィードバック対応〜納品までの一連の業務を遂行
  • 必要に応じて、販促用素材やSNS投稿画像のデザインなどを相談する可能性あり

必須条件

  • グラフィック/プロダクトデザインの経験
  • Illustrator・Photoshop等を使った入稿データ作成ができる
  • 海外向けデザインやラベル表記に抵抗がない方(英語力は不問)

歓迎条件

  • 海外食品やクラフト商品等のデザイン経験
  • ブランド開発・コピーライティングの経験
  • SNS・PRの知見がある方

募集期間

2025年8月〜随時

選考・採用通知時期

最終面談の1週間後までには採用通知をさせていただきます。

期待する成果

展示会出展や商談の現場で、「このパッケージなら扱いたい」と思ってもらえることが、このプロジェクトのゴールです。
しろたまりの魅力を正しく、そして魅力的に伝えるパッケージの完成を目指します。

  • パッケージデザインの納品(2025年1月の展示会出展に合わせたい)
  • アメリカ市場において「クラフト調味料」としての魅力が伝わるデザイン表現
  • 商品の背景(伝統、素材、製法)を理解したうえでの世界観の構築と可視化
  • 現地の飲食関係者・小売バイヤーに響くプロダクトビジュアルの制作

プロジェクトを通して得られる経験

本プロジェクトは、ただのデザイン業務ではありません。
“日本の伝統食品をどう海外に届けるか”という命題に、デザインの力で挑む体験が得られます。

  • プロボノ・副業的関与でも成果が残せる、キャリア実績として活かせる案件
  • 100年企業の海外進出をデザインで支えるという意義あるブランド経験
  • アメリカ市場に向けたパッケージ設計という越境ブランディングの実践
  • 伝統食品×現代デザインの交差点でのクリエイティブな挑戦

活動条件

基本的にリモート勤務。(諸条件に関しては別途相談)

給与・待遇

デザイン1つに対してお支払いするスポット型を検討(報酬は能力・稼働量に応じて応相談)
副業・プロボノ的関与歓迎

活動期間

成果次第だが以後継続的な関係を希望

このプロジェクトの参加企業

日東醸造​株式会社

愛知県碧南市で琥珀色の醤油「しろたまり」をはじめ各種たれやつゆ等の調味料を製造販売。 その他、飲食店・食品加工メーカー用味覚開発、製造やPB・OEM商品の製造等行う。