特集4 輸出の事前準備とトラブル対策
しっかり戦略も立てたし、必要な手続きについても理解した。いざ、夢の実現に向けて出発!
……と行きたいところですが、ちょっとお待ちください。トラブル対策はお済みでしょうか?
「そんな無粋なこと言わないでよ。予期せぬトラブルこそ、旅のだいご味でしょう?」
おっしゃる通り。旅から帰って数年もたてば、楽しかった出来事よりも、当時は冷や汗をかいたようなトラブルの方がいい思い出になっているもの。とはいえ、それもこれもトラブルに対処して無事に帰ってこれたからこその話です。
海外展開を始めれば出会うかもしれないトラブルの数々にしっかり対処できるよう、旅立ちの前にどんな準備をしておくべきでしょうか。特集4ではそこにフォーカスをあてて解説していきます。
まずは心がまえから~異文化への心がまえ~
海外展開でおこるトラブルにしっかり対処して、成功をつかみとるために大切なもの。それは、「折れない心」、「大きなお財布」、そして「進出先国・地域への理解」。
「ガーン。折れない心も大きなお財布も持っている自信がない……」
わかります。私だってそうです(泣)。でも、そんな私たちにも必ずできること、それが「進出先国・地域への理解」を深めることなのです。
「日本の常識は世界の非常識」という言葉がありますね。
例えば、韓国ではお茶碗を手にもって食事をすればお行儀が悪いということになるし、出されたご馳走を残さず食べれば、中国ではマナーがなってないとみなされてしまうこともある。
そんな常識の違いはビジネスの世界にも。これから海外展開をする皆さんにとっては、進出先国・地域の常識が日本の常識とどう違うのかを知ることがとても大切になります。なぜなら、海外展開のトラブルの多くは、輸出先国・地域と日本との違いを十分理解していなかったことに起因しているから。
できれば現地に足を運んで、輸出先国・地域と日本の違いを肌で感じたいですね。文化の違いを見極める上で注意すべき7つのポイントと、海外展開に必要な3つの「ワーク」については本編でチェック!

備えあれば憂いなし~知っておきたいリスク&クレーム~
どんなにしっかり準備しても、思わぬ事態が起きてしまう、それが海外展開というもの。でも、異文化への理解が深まれば、何が起こりそうかある程度は想像ができるのではないですか?
それが次のステップ、リスクの洗い出しです。
「リスク、リスクって。リスクを恐れていては何もできませんよ」
おっしゃる通り! リスクは恐れるものではなくて、想定して準備するべきもの。特に未知の世界に飛び出そうという私たちなのですから、「備えよ常に」の精神でいきたいところです。
本編では、海外輸出の初期段階のリスクの点検に使える6つの切り口を紹介しています。また、クレーム対応の3つのポイントや、クレームに備える契約書づくりのコツも要チェックです。

賢く付き合いたい~代金回収リスクと品質リスク~
さて、本書ではリスクの中でも特に二つのリスクを取り上げて、さらに詳しく対応策を紹介しています。
まず一つ目は代金回収リスクです。
大変な思いをして、やっと海外で製品を販売したのに、もしもなんらかの理由で代金を回収できなかったとしたら……。想像するだけでぞっとしますよね。
そんな代金回収リスクについて、輸出先国・地域による「カントリーリスク」と取引先の破綻などによる「信用リスク」の二つの観点から解説しています。
各国のリスク度合いが一目瞭然の「カントリーリスクMAP」も大公開。真っ赤に染まった世界地図を見ればいかに世界がリスクに満ちているかに気づかされます。一方で、リスクはチャンスの裏返し。もしかしたらそこはブルーオーシャンなのかもしれません。本書を参考にしっかり対策した上で、賢くリスクと付き合っていきたいものですね。
二つ目は品質劣化リスク。
時間がたつほどシビアに品質が劣化してしまう食品の世界では、切っても切れないリスクです。国内の事業でも重要ですが、輸送距離が長く、手続きに時間もかかる海外輸出では特に注意が必要です。
荷崩れでつぶれてしまったスイカや、輸送中に発芽してしまったサツマイモ。どうしていればそんな不幸を防ぐことができたのでしょう。その答えは本編に!
しっかり知識を蓄えて、適切な輸送計画と万が一に備えた保険でリスクをコントロールしましょう。

攻めにも守りにも~知的財産の保護・活用のポイント~
イチゴやマスカットなどの日本産ブランド農作物が海外で無断で生産販売されていた、そんなニュースをどこかで耳にされた方も多いでしょう。
長い時間と労力をかけて丹精込めて作り上げた自慢の食品は、まさに知的財産の塊です。知的財産を守るための仕組みを理解し、賢く活用したいですね。
日本ブランドのイメージが高くなればなるほど、悪意ある第三者からの「ただ乗り」リスクも高まります。「日本の常識は世界の非常識」という基本に立ち返って、大切な知的財産を守るために何ができるのか、本編のチェックリストで点検しておきましょう。
また知的財産には守りだけではなく、攻めの側面もあります。上手く使えば、第三者へのライセンス許諾など新たなビジネスチャンスにもつながるかも。

おわりに
海外輸出を成功させるためには、トラブルやリスクなど、挑戦にはつきものの負の側面からも目を背けないことが重要です。
なにも一人で思い悩む必要はありません。特集4の最後には、困ったときの相談窓口リストが4ページにわたって掲載されています。是非本書を手元に置いて、いざというときに備えてくださいね。
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